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当ウェブサイトではJavascriptを使用しています。Javascriptを無効にしている場合、機能が制限されますのでご了承ください。 東京大学学術成果刊行助成 (東京大学而立賞) に採択された著作を著者自らが語る広場 日本語 English このページについて お問い合わせ このページについて お問い合わせ English このページを印刷する 書籍名 保護する責任と国際政治思想 著者名 西海 洋志 判型など 381ページ 言語 日本語 発行年月日 2021年3月31日 ISBN コード 978-4-87791-311-3 出版社 国際書院 出版社URL 書籍紹介ページ 学内図書館貸出状況(OPAC) 保護する責任と国際政治思想 英語版ページ指定 英語ページを見る この本の目次を見る 個人的な追悼から語り始めることをお許しいただきたい。本書の校正中に、エドワード・C・ラック (Edward C. Luck) 教授が他界された。彼は、研究者として、また国連事務総長特別顧問として、研究と実務の双方から「保護する責任 (R2P)」概念の展開に大きな影響を及ぼした。彼がいなければ、R2P概念はまったく異なる歴史を辿っていただろう。本書では、R2P概念をめぐる議論に「三つの系譜」があることを明らかにし、この「三つの系譜」を分析枠組みの一部として提示した。これは、彼の研究上および実務上の足跡を辿ることで得られた着想であった。本書は、ある意味、彼の事績を追ったドキュメントとも言える。   また、ほぼ同時期に、著者が最も敬愛し、最も御恩を受けた先輩が天に召された。その先輩がいなければ、いま著者が学問の道を歩んでいることはなかっただろう。本書の原稿を校了し、公刊を待つ間、メールのやり取りを読みふけり、交わした言葉を思い出していた。そして、気づいたのは、自分の文章のそこかしこに先輩のアイデアが息づいており、先輩との議論が反響しているということであった。一見、研究や執筆は孤独で独創的な作業のようだが、実はそうではない。明らかに、他者との対話に基づいた間主観的かつ共創的な営みであり、その営みが連綿と受け継がれていくことで、学者は生き続け、学問は発展し続けることができる。   敷衍すれば、通常、一冊の書物はそれ自体で完結するように構成され執筆されるが、たとえそうであっても、常に「インターテクスチュアリティ (間テクスト性 inter-textuality)」を内包し、むしろそれ自体では完結し得ないということである。そして、多様なアクターが織りなす国際政治も同様である。我々が観察できる国際政治とは、いわば多様に反響しあう言説と実践が縒り合されたナラティブ、そのナラティブが織り込まれた物語りである。それゆえに、本書は国際政治に織り込まれたナラティブを解きほぐし、多様なアクターの言説・実践を読み解き、交錯するナラティブの綾を可視化する思想的な研究、すなわち「国際政治思想研究」を試みた。   さらに言えば、書物などの著作物は、読み手がいつどこで読むかによって、その意味が変わり得る。いわば「インターコンテクスチュアリティ (inter-contextuality)」に開かれている。本書公刊の直前、ミャンマーでクーデターが起き、いまも深刻な人道危機が続いている。そして、日本を含む12か国の軍のトップがミャンマー軍を批判する声明を出し、その中でR2Pが言及された。日本が公式声明でR2Pに言及するのは、初めてである。いままさに日本の在り方が問われている。我々は、R2Pと今後どう付き合っていくのかを問われている。本書の大部分は2017年に執筆を終え、ミャンマーにはほとんど触れていないが、本書が独自の枠組みを用いて丹念に追跡したR2P概念の展開を踏まえずに、拙速に応答すべきではないだろう。   (紹介文執筆者: 西海 洋志 / 2022年1月11日) 本の目次 序論 保護する責任 (R2P) と国際政治思想 問題の所在―国際秩序の動揺とR2P研究の不十分さ 国際政治思想研究の布置関係 本書の位置づけおよび構成   第1章 R2P概念の国際政治思想研究に向けて 1 R2P概念と国際秩序論 2 本書のアプローチと分析枠組み 3 分析のための概念セット 小括   第2章 R2P概念の萌芽期の展開―冷戦終結からICISS報告書へ 1 R2P概念の文脈と背景 2 R2P概念の三つの系譜 3 立憲主義的な国際秩序構想と伏流としての紛争予防論 小括―国際立憲主義と国際機能主義の混在   第3章 R2P概念の論争期の展開―ICISS報告書からSG報告書へ 1 R2P概念の提示された国際環境および言説空間 2 世界サミット成果文書をめぐる交渉とR2P概念に関する合意 3 世界サミット後の展開と国連事務局の役割 小括―国際立憲主義の後退と国際機能主義の浮上   第4章 R2P概念の推進期の展開―SG報告書から世界サミット10周年へ 1 R2P概念の実施に向けた言説・実践の基本枠組みと背景 2 国連総会における議論と紛争予防論の主流化 3 R2P概念の実施に向けた制度化―紛争予防論の具現化 小括―紛争予防論の主流化と機能主義的な国際秩序構築への転換   終章 冷戦後の国際秩序論の変遷と超国家的な権力 1 R2P概念の二つの系譜と立憲主義的な国際秩序構想 2 R2P概念の紛争予防論の系譜と機能主義的な国際秩序構築 3 R2P概念と国際政治思想―国際機能主義の批判的再検討   結論に代えて―〈間〉から/への思考   関連情報 受賞: 第1回東京大学而立賞受賞 (東京大学 2020年) https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/research/systems-data/n03_kankojosei.html   R2Pネットワーク: https://sites.google.com/site/r2pnetworkjapan/r2pnettowakutoha 書評: 大庭弘継 評 (『社会と倫理』第37号129頁 2022年12月10日) http://id.nii.ac.jp/1179/00004302/   赤星聖 (神戸大学=国際関係論) 評「「保護する責任」を通してみる「国際秩序論」——国際連合事務局の権力性」 (『平和研究』59巻147-151頁 2023年3月31日) https://doi.org/10.50848/psaj.590102   望月康恵 評 (『国連研究』第24号161-165頁 2023年) https://jauns.net/journal/backnumber 関連書籍: 西海洋志・中内政貴・中村長文・小松志朗 (編) 『地域から読み解く「保護する責任」――普遍的な理念の多様な実践に向けて』 (聖学院大学出版会、2023年刊) https://www.seigpress.jp/book/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%8C%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E3%80%8D 中内政貴・髙澤洋志・中村長文・大庭弘継 (編) 『資料で読み解く「保護する責任」――関連文書の抄訳と解説』 (大阪大学出版会、2017年刊) https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/67203/   @UTokyoBiblioPlazaon Twitter 年度で探す 2023年度一覧 2022年度一覧 2021年度一覧 2020年度一覧 2019年度一覧 2018年度一覧 2017年度一覧 2016年度以前一覧 刊行物一覧を見る UTokyo BiblioPlazaへ戻る このサイトについて サイトのご利用にあたって © 東京大学 UTokyo BiblioPlazaは東京大学の商標登録です

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