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車軸荷重や舗装素材に基づき、路盤の必要厚さを計算する。 交差点: 幅員や視野等の変数を基にT型交差点とランドアバウトの許容交通量を計算した。 鉄道: 運行する上で隣接車両間の時間間隔が重要になる。列車長、速度、加減速度等を基に求める。 空港: 大型機のスペックや混入率に基づき、滑走路の長さ、本数などを決定する。 Sustainable Development Strategy (Undergraduate Year4配当、登録) 気候変動、エネルギー、環境汚染、貧困などを始めとして、経済、社会、環境をめぐる複雑多岐な課題が存在している今日、我々人類が今後目指すべきゴールであるSustainable Development(持続可能な開発、SD)を考える。Sustainablityの概念に焦点が集まったのは1992年に国際的に合意されたリオ宣言であり、現在、国連サミットにて17の目標としてSuatainable Development Goals(持続可能な開発目標)が採択されている。主要な先進国では国ごとにSD戦略が練られており、香港ではSustainabilityの向上に寄与する活動を行った団体・個人に対して経済的援助を行う制度も執行されている。 私の専門である都市開発分野では、エネルギーの効率的な利用、環境負荷が小さい建設物資の利用、公共交通利用の促進などが代表的なSD戦略である。 香港では今日、膨大な量の廃棄物が日々産み出されており、その全てを埋立方法にて処分している。Sustainabilityの観点から、現状の香港の廃棄物処分は好ましいものではないと考え、香港のSD戦略として、廃棄物焼却施設の建設を提案するというテーマでグループ発表を行った。建設用地、大気汚染などの問題もあるが、処理後の廃棄物の総量を軽減できる、リサイクルも可能という面で焼却処分は効果的である。 Transport Management (Postgraduate配当、登録) 交通インフラのマネジメントを包括的に学ぶ。 前半は、道路、鉄道、航空、船舶といった代表交通インフラの特徴、また、交通システムを計画する際に必要となる費用便益分析の基本的な手法(キャッシュフロー、利子率、複利計算、PWC、EUAC、NPV、CBR、IRR、感応度分析など)を学んだ。後半では、身近な交通システムである道路交通を対象にマネジメント手法を学んだ。渋滞や事故の抑制が大きな課題であり、快適・安全・高効率な交通流を目指す交通流マネジメントに関しては、交通のリアルタイム情報を基に適切な対応を行うITS(Intelligent Transport System)の活用が重要になる。低コストかつ高い持久性が求められる舗装マネジメントに関しては、時間軸と空間軸の両軸で舗装情報を整理・分析するPMAが重要になる。また、自動運転やIoT技術の進展に伴いますますの発展が期待されるITS分野に関して、グループ発表も行った。 Sustainable Development and Environmental Planninig (Postgraduate配当、登録) Sustainable Development Strategyと同様に、Sustainableな開発(SD)を考える。 先進諸国と比較して香港が再生エネルギーの導入に消極的である現状はSustainabilityの面で好ましくないと考え、香港の電力供給に再生可能エネルギーを導入するというテーマでグループ発表を行った。周辺生態系への影響、台風対策などの課題もあるが、香港付近の海上風を利用した風力発電の導入を提案した。 Urban Big Data (PhD配当、聴講のみ) ビッグデータの現状、分析などを包括的かつ実践的に学ぶ。NYCマンハッタンのタクシーの位置情報データを使用し、実践的にデータ分析を行う。 前途多難なスタートではあったが、興味分野である都市・交通分野に絞って授業を履修できたこと、京都大学とは形態が異なった授業を履修できたこと、実際に香港で生活しながら香港の都市事情を勉強できたことなどを考えれば、この留学を通して新たな視座を得たと共に、大きく視野を広げることができたと感じている。京都大学にはおそらく6年間在籍することになるが、その中の約4か月、日本や京大とは全く異なる環境で過ごして得た知見の数々は、今後の自分にとって非常に意義のある財産になるだろう。 出発前の各種手続き、準備 入学、入寮、科目登録、ビザなどの手続き的なことは、香港理工大学から指示されたことをやったのみで、自分から能動的に行わなければならない必須手続きは特に無かったように思う。 準備という面でいえば、航空券と保険、あとは持っていくものくらいかと思われる。航空券は購入した時期が遅かったため、高値になってしまったことが悔やまれる。 留学期間中に必要になるであろう、京大大学院での学生生活に係る手続きに関しては専攻の事務等に念入りに確認した。事前に提出した書類もあった。 授業の履修希望と寮の申し込みは出発前にウェブページ上で行った。 予防接種は行ったが、時期があまりにも遅かったため、抗体値が不十分なものもあったかと思われる。 寮生活、その他生活 寮生活 かなり大きな学生寮で、二人部屋、トイレ・シャワーは隣の部屋の学生と計4人での共用、ゆえにキレイ好きな日本人には少々きつい気もするが、2、3週間もすれば慣れる。寮には、ジム、ピアノ、ビリヤード、スイミングプール、瞑想部屋など各種娯楽施設も揃っていた。もちろんランドリー、共用キッチン、印刷部屋もある。自習室は24時間利用可能であった。大学まで徒歩10分、最寄り駅まで徒歩10分弱、繁華街まで徒歩30分と、寮の立地はかなり恵まれている。通学は最寄り駅まで屋根付き歩道橋を歩き、駅構内を出たらすぐ大学なので、雨の時でも傘はいらない。また、8月末~1月頭までのトータルの寮費が10万円以下だったことは、世界一家賃が高いと言われている香港の住まい事情を考えればこの上なくありがたい。ただ、時々現地学生が騒いでいて耳障りな夜もあった。 その他生活 広東語は今も分からないが、香港理工大学の正規生は皆英語が十分に話せるので、交換留学生だけでなく正規生とも交流することができた。香港理工大学に日本人正規生がいないせいか、日本人である私を歓迎してくれる正規生が多かった。香港で出会った学生とグループ発表を行ったり、香港を回ったり、ご飯を一緒に食べた思い出は強く残っている。この留学が素晴らしいものであったと思えるのは彼らのおかげである。家賃を除き、食費・交通費は日本と比べて香港の方が安い気がする。ローカルフードは安くて美味しい(日本人の舌に合っているのでは?)。近くにスーパー、商業施設もあり、大抵の日用品は揃えることができた。 留学中の問題点・困難な点 勉強に励む、友人と遊ぶ、自分の興味に従い香港を回る、海外旅行に行くなど、留学期間中の過ごし方の選択肢が沢山あった分、この四か月をどう過ごすことが今後の自分の人生にプラスになるのか、比較的時間があった当初は毎日のように悩んでいた。ただ、次第に授業が忙しくなっていき、友人らとの仲も深まったことで、友人間で無理に日程を合わせようとする必要も無くなり、その悩みも次第に消えていった。 ローカルな店では特に、広東語が分からないと買い物や食事は難しいが、店員さんは基本親切である。 最も困難だったことの一つは、英語を母国語とする学生と話す時である。スピード、略語、言い回しなどに戸惑い、聞きとれないことが多々あった。最終的に克服することはできなかった。 野菜が高価であり、飲食店でもあまり提供されないため、日本での生活と比べれば日常的に十分量の野菜を取ることが難しかった。野菜ジュースを飲んで気持ち程度に補っていた。 当初の目標と達成度、これから留学する人へのアドバイス 当初の目標と達成度 中長期的な留学がどんなものなのか、自分の中で把握することができたことは良かった。また、専門分野の知見を深められたこと、香港という都市を学べたこと、世界中の学生と友達になれたことは、大きな成果である。ただ、英語力に関してペラペラレベルになれなかったことは心残りである(自分の努力不足ではあるが…) これから留学する人へのアドバイス 香港では日常言語は広東語です。現地の人はそこまで英語を話しません。 私は二次募集でしたが、二次募集だとやはり大学の選択肢が狭まります。 世界各国から交換留学生は来ていますが、勉強に注力しない学生もいます。周囲の留学生達の遊ぶ雰囲気にのまれ過ぎるのも学業という観点では良くないかと。 香港の良い点は、気候が温暖で、食費・交通費が比較的安く、公共交通が発達しており、香港各地を簡単に回ることができ、マカオ・深セン・広州にも足を伸ばしやすいこと。大都市なので、一年程度なら飽きずに過ごせると思われます。また、アジアを代表する都市であり、立派な国際空港があるので、世界各国に行けます。 香港理工大学の良い点は、寮から大学まで歩いて通うことができ、加えて大学から繁華街(TST)まで歩いて行くこともできること。おそらく寮は基本的に申請すれば通ると思われます。大学も寮も非常に便利な場所にあります。土木工学系の授業の中で、交通系の授業が京都大学よりも充実していて良かったです。 予防接種などは早めの方が良いです。僕の行った医院では、半年前に来ていれば良かったのにねと言われました(出願は3月末、入学許可通知は5月末、留学開始は8月末でしたが)。狂犬病は恐ろしい病気なので、犬や蝙蝠には噛まれないように極力注意してください。 eduroam設定・便座除菌クリーナ・ソニーバンクウォレット・デオドラントフットクリーム・(夏留学開始なら)冬服を準備しておくと後々役に立つと思います。 ノートルダム大学(経済学部 3年生) 研究・学習成果の概要 ノートルダム大学で受講した授業についての成果を述べます。 Metal Sculpture:日本の大学では珍しい実践的な美術の授業でした。大まかなテーマが与えられ、鉄材から作品を作り出しました。 Elementary Chinese:アメリカの語学授業は会話がメインで、座学は宿題として行っていました。 Corporate Financial Management:経営財務の基礎を学ぶことができました。割引率や現在価値について学びました。 Decision Theory:意思決定論について、数学的なアプローチから学びました。 Introduction to Entrepreneurship:アントレプレナーシップについて座学で学びながら、班でビジネスプランの試作品を作りました。私の班では大学内の施設の中身の地図を作りました。 Management Competency:マネジメントに必要な要素について、各チームが一つずつ担当して授業を行う授業でした。 Writing Across Cultures:アメリカのライティングについての学術的なルールを学びつつ、各文化でのライティングのマナーの違いについても学びました。 出発前の各種手続き、準備 事務的な手続きと、その他の準備に関して述べます。 手続きに関しては、京都大学や留学先の大学に指示されたスケジュールで行えば問題はありませんでした。ビザの申請は予約が必要だったので、早めに行っておくことをお勧めします。どちらの大学にも共通して言えることですが、ほとんどのことはホームページに載っていることが多かったように記憶しています。しかし不明点などあればすぐにメールするようにしました。留学先の大学は、時差の関係で頻繁なメールのやり取りが難しかったです。 その他の準備に関しても留学先のホームページを閲覧しながら行いました。私は寮生活だったのですが、何を持っていくべきなのか、何が現地で買えるのかもほとんどのことは書いてありました。国際教育交流課を通して交換留学経験者の先輩に連絡をとって頂いたので、その先輩に気になる点はすべて尋ねるようにしました。 寮生活、その他生活 寮生活でした。ノートルダム大学の生徒は大半が学内の寮に住んでいます。この大学での寮生活の良い点は、現地の学生との交流が簡単に行えることや、学校へのアクセスが容易なことです。ほとんどの寮生が現地の学生で、現地の文化に触れることができました。冬はたくさん雪が降るので、オフキャンパスに住む人は通学が大変だと思います。バスが出ているのでそれを使うこともできます。しかし大半の現地のオフキャンパスの学生は自分の車を持っていると思います。悪い点としては寮費が高い点と、一人部屋はほとんどない点です。オフキャンパスに住むのに比べて3倍ほどの値段がかかります。ほとんどの部屋が2人部屋で、初めは空いているところに入れられるので、どんな人がルームメイトになるのかわかりません。私は生活リズムが違うルームメイトだったので少しだけ苦労しました。 留学中の問題点・困難な点 ノートルダム大学は周りにレストランなどが少なく、買い物に行けるところもほとんどありません。学校の食堂はあまり美味しくありませんが、ほぼすべての食事をそこで行うことになります。日本食が大変恋しくなりましたので、日本から誰かに送ってもらうようにすると良いかもしれません。 当初の目標と達成度、これから留学する人へのアドバイス 8ヶ月間の留学で英語をビジネスレベルにするようにと考えていましたが、少し及ばなかったように思います。ノートルダム大学の指定する英語力はTOEFL iBT 90だったのですが、日本で100点を取るレベルにしてから行くと、初めから英語での生活に馴染めて、効率が良いように思います。しかし、ほとんど英語が話せない状態ながらも、寮生や他の留学生に積極的に話しかけていけば、どんな人も優しく接してくれました。勉強面に関しては、ノートルダム大学は大量の宿題を毎日こなさなければなりません。土日以外はあまり遊んでいる時間はなかったです。教授との距離が近く、いつでも連絡をとって良い雰囲気なので、質問があればすぐ聞くようにし、オフィスアワーを積極的に活用していき授業に遅れをとらないように気をつけました。教授が本当に親切にしてくれるため、苦労はしましたが問題はありませんでした。 ハイデルベルク大学(法学部 2年生) 研究・学習成果の概要 私は留学先の大学で専門科目を5つ語学の授業を1つ履修した。専門科目ではアメリカ法や国際政治、意思決定の理論などについて学習した。中でもトランプ大統領の政策について検討しトランプ現象を詳細に掘り下げる’Trumpism'の授業はとても興味深かった。ドイツ政府がトランプ大統領に対してどのように認識し対応しようとしているかを学ぶことができ、例えば日米関係の考察の際に第三国であるドイツからの目線を用いることが可能になった。その授業の中では日本についてもしばしば取り上げられたので、日本に対する俯瞰的な視線を養うこともできた。日本は人口減少時代に突入し今後は国力が衰退していくのではないかという議論が昨今日本で活発に行われている一方、ドイツ人の考え方では日本は依然として世界第三位の経済大国であり、先端産業への投資も怠っていないので今後も問題なく発展していくという認識であったことには驚かされた。もちろん彼らは日本研究の専門家ではないので彼らの分析が学術的に正しいかどうか定かではないが、海外からの視線は自分にとっては刺激的なものであった。残念ながら英語での授業は学部レベルではほぼ開講されておらず、履修した授業の大半は修士レベルであったためどうしても知識不足は否めなかった。しかしその中でも、1週間に40ページの文献を読んだうえで授業で話し合うといった経験は日本ではなかなか体験できない貴重なものであり、今後社会人になった後にも生かされるのではないかと考えている。一方語学授業は非常に楽しく積極的に参加できたおかげか、ドイツ語の上達は想像を超えるスピードで進んでいった。授業後はクラスメイトと食事に行ったが、そこでもドイツ語でしか会話をしないというルールを設けることで、全員ドイツ語がだんだんと話せるようになっていったのは痛快であった。時折、クラスメイトの友人のドイツ人が食事に合流して私たちの会話をチェックしてくれたのも効果的であった。学部2回生という非常に早い段階での留学であったが、日本では学べないようなことを多く学ぶことができたという点で、学習成果についてはおおむね満足している。 出発前の各種手続き、準備 私の留学先のドイツは、日本からの留学生に対して事前に学生ビザを取ることを求めないのであまり手続きは大変ではなかった。パスポートの取得、海外留学保険の申し込みを行ったがスムーズに完了できた。ドイツの学生ビザを取得するためにはドイツの銀行にて閉鎖口座を開設する必要があった。事前にオンラインで閉鎖口座を開設することもできるが、私は留学先の大学のアドバイスに従って現地での口座開設を選択した。意外な落とし穴は、日本からEU諸国に荷物を送る際に、食べ物や医薬品等は厳しい審査基準があるそうでなかなか容易には荷物を送れないということである。このことを踏まえ、私は留学期間分のコンタクトレンズを日本から持参した。荷造りは留学サイトを参考にして行った。 寮生活、その他生活 ドイツの学生寮はWGというシェアハウス型のものが一般的であり、わたしもドイツ人、ロシア人、アメリカ人のルームメイトと一緒に生活した。シェアハウスといっても深く関係を持つということはなく、一緒に食事をしたのも数回程度で基本的には共用スペースで顔を合わせたときにあいさつを交わす程度の関係性であった。シェアハウスでは、トイレ・風呂・キッチンが共用で自分の部屋は各々用意されていた。自分はルームメイトとトラブルを抱えることはなかったが、日本人の友人の中には掃除当番や共用スペースでの騒音さらには冷蔵庫の食材を勝手に使われたなど様々なトラブルに遭遇する者もいた。シェアハウスでは基本的に英語はNGで現地語であるドイツ語が用いられるため、最初は些細なやり取りでも手間取ることがあったが次第に慣れていった。日常生活では町のシステムも日本と変わらないため困ることはなかったが、唯一日曜日は一部のカフェを除くすべての店が閉まるので気を付けなければならなかった。 留学中の問題点・困難な点 幸いなことに住民登録等の煩雑な手続きは日本語学科のバディが親切に助けてくれたり、大学の友人も理解ある人が多かったので文化の違いに苦しむということはあまり多くはなかった。ただ問題点としては、日本とは異なってメールの返信が遅いことや担当者によって対応が全く違うことを挙げたい。連絡を取るときには時間に余裕を持たなければならないのが難点であった。また自分には関係なかったが、留学先で体調を崩した場合病院で診察を受ける際には基本ドイツ語を話す必要があるため、うまく症状を伝えることができないなどなかなか厳しいという話も聞いた。さらにこれまた自分は直面することはなかったが、深夜のクラブや居酒屋にて酔っ払いに人種差別的な言葉遣いやジェスチャーを受けたという話を聞いた。身の安全の確保には最大級の注意を払う必要があることも付け加えておく。 当初の目標と達成度、これから留学する人へのアドバイス 当初の目標と達成度 当初の目標は、日本に対して俯瞰的な見方を持てるようになること、ヨーロッパを中心とする世界の法と政治を学問としてしっかりと学ぶこと、ドイツ語運用能力の向上の3点であった。このうち第一の目標は、現地学生のみならず多くの留学生と親密な交流を持てたことでしっかりと俯瞰的な見方を身に着けることができた。第三の目標についても、日常の多くの場面でドイツ語を使いさらには週に2回タンデムを行ったことで、ドイツ語の能力は飛躍的に向上した。しかし第二の目標については、EU法やドイツ法の授業はすべてドイツ語で開講されていたため履修できなかったため100%達成できたとは言えない。それでも、英語開講の国際政治の授業を履修したり、友人とお互いの母国における社会問題をテーマに討論したりと、日本では学べないことにも積極的に取り組むことができたのでおおむね納得している。 これから留学する人へのアドバイス 現地語の学習は最低限のレベルは日本にいる間に終わらせておくべきだということを挙げたい。英語圏に留学する人にとっては関係のない話だが、例えばフランスやドイツなどに留学するのであれば大学の第2外国語の授業を土台に自主学習を進めるべきであると考える。現地でしばらく過ごせばだんだんと現地語が理解できるというのは、ある程度の基礎知識が備わっていることが前提である。ただむやみに現地語を聞いていても語学力が向上するわけはない。あえて非英語圏に留学したにもかかわらず、ずっと英語で生活するというのははっきり言って屈辱であり常に疎外感を感じることになる。逆に言えば、現地語を話せると現地人との交流が進み文化の相互理解がより深いものになる。留学の醍醐味を得るには、語学力は必須であることは忘れないでほしい。 過去の留学体験談 平成20年度、21年度 平成25年度 平成19年度 平成14年度、15年度 ソーシャルメディア一覧 京都大学 〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町 Tel: 075-753-7531 フッター プライマリーリンク 刊行物・資料請求 採用情報 アクセス フッター セカンダリーリンク サイトマップ プライバシーポリシー サイトポリシー フッター スペシャルリンク 安否確認システム 教職員の方へ Copyright © Kyoto University. 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